うどん小話 番外編 その十二 汗と涙の結晶
剛柔流空手道の全国大会が7月24、25日と高松市総合体育館で催されました。北は北海道、南は沖縄と全国各地からの参戦です。海外からも50~60名は参加していたようです。
大会の"華"であります、都道府県別対抗の団体戦は東京が優勝。残念ながら、地元香川県は準優勝でした。3対2の敗け。悔しくてその夜はY教授(詫間高専、TAC会の会長、工学博士)と"残念酒"を思い切り飲みました。そのうえ今年の夏の暑さ・・・・。翌日は一日中ダウン。朝から冷房のきいた部屋で「壬生義士伝」(浅田次郎著)を」読んでいました。「人」が「人」を倒す極意は剣も空手も同じなんだな~ぁ。と、わかったような・・・・、わからないような・・・・、ボケ~とした頭で夕方までいました。
ところが"残念"ばかりではないのです。K道場(日本一練習のキツイ道場)から日本チャンピオンが出たのです。K先生の長男M君(中学二年生)が、今大会の中学生組手の部で念願の優勝です。子供の頃からK先生の厳しい指導に耐え、大会前の練習でも汗で重くなった空手着を濡れタオルを絞るようにして汗を落としている姿を何度も見ました。汗と涙はけっして嘘をつきません。もっとも女の涙に騙される男がたまにはいますが・・・・。M君、これからも上をめざして頑張って欲しい。
私の練習はと申しますと、道着に着替え道場の中に入っただけで"汗"、これで終わりです。K道場40歳から上の人はワガママ練習でO・K。
暑い暑い夏ですが、今年の夏に素晴らしい思い出がまた一つ増えました。