うどん小話 その三 「釜あげ」と「湯だめ」って、どう違うの?
普通、うどんというのは茹で揚がったら、釜から出し、水洗いして玉に取ります。この水洗いして玉になったうどんを、
付け汁で食べるのが「湯だめうどん」です。
しかし、「釜あげうどん」というのは、うどんが茹で揚がったときに、水洗いをせず、釜から直接そのままどんぶりに取って
付け汁で食べます。これが「釜あげ」と「湯だめ」の大きな違いです。
うどんというのは、茹で揚がったその時が一番おいしいのです。その一番おいしいときのうどんを食べるというのが、
「釜あげうどん」なのです。
「釜あげ」はこういう訳で、うどんを茹でているときしか、取れません。
逆に「湯だめ」は玉があれば、いつでも出来るわけです。
ですから、「湯だめ」というのは、「釜あげ」が食べられないときに、しかたがないので食べるもの、と思っていいでしょう!!