トップページ » うどん小話 » 第六巻 目次(101~120) » その百十三 車楽(だんじり)

うどん小話

  • 第一巻目次(1~20)
  • 第二巻目次(21~40)
  • 第三巻目次(41~60)
  • 第四巻目次(61~80)
  • 第五巻目次(81~100)
  • 第六巻目次(101~120)
  • 第七巻目次(121~140)
  • 第八巻目次(141~160)
  • 第九巻目次(161~180)
  • 第十巻目次(181~200)
  • 番外編目次(1~)

うどん小話 その百十三 車楽(だんじり)

うどん屋の話が連絡船の話になり、つい長くなってしまいました。ここで一服、秋祭の季節が来ましたので、今日は祭の話をいたします。

数年前のことですが、某テレビ局の香川県地方番組で、「だんじり」のことを"段尻"という字を当てて放送したことがありました。

瀬戸内海沿岸では、祭の出し物は「みこし」・「ちょうさ」・「だんじり」・「やっこ」・「しし」などがあります。「みこし」は"御輿"または"神輿"、「ちょうさ」は"太鼓台"、「やっこ」は"奴"、「しし」は"獅子"の漢字があり、また「だし」は"山車"と書きます。岸和田の「だんじり」は、日本の祭の中でも有名なので皆様も御存じでしょう。

この「だんじり」の字を"段尻"と書いたテレビ局の好い加減さにはビックリしました。私も子供の頃から「だんじり」・「ちょうさ」で育ってきましたから、どうしても「だんじり」の字を知りたく、いろんな本に目を通してやっと発見しました。

その本とは「浮世絵春画を読む上・下」(中央叢書)です。とにかくおもしろい・・・・!! 江戸時代の日常生活が目の前に浮かんできます。この中に「だんじり」は"車楽"と書くとあります。大阪の天神祭の場面に出てきます。

話は横道にそれますが、"山車"と同じ出し物がチベットにもあり、雨の神様の祭です。年越うどんのページ(小話その六十二)で日本とチベットの交流を書きましたが、食べ物だけでなく祭も関係があったことが"山車"からも推察できます。"山車"の山とはチベットのことでしょうか・・・・?

実は昨日(10月14日)、町内の祭で一日中「ちょうさ」を担ぎ、今日はダウン。

祭の最後の打ち上げパーティは、やっぱり"うどん"で「〆」ました。

香川県ではこのパーティのことを「どうやぶり」と言います。漢字がわかりません。誰かわかる方がいれば、教えてください。

このページのトップへ戻る